【note詩】悲しみの陰陽

悲しみは 底の見えない水たまり。

心の奥の暗闇で 震えるように
一雫を受け 揺らいでいる。

水たまりが あふれ出したとき。

悲しみは 寂しさや悔しさや
怒りへと 姿を変える。

悲しみは 私の陰。

ひそやかに 心にあり続ける
誇り高き モニュメント。

悲しみが そこにいなければ
私の歓喜は生きられない。

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