エピソード16

あなたに借りたままの本。もう二度と会えないから、返せない。そろそろ、手放そうと思うんだ。本を持ち上げたら、はらり。過去のなにかが、落ちてき...

エピソード15

十年ぶりに、あなたと会う。昔と変わらず、ふたりで話して笑い転げた。お互いに、変わってないねって。「またね」と別れてから、さっき撮った写真を...

エピソード14

ちいさな手が、ぐちゃぐちゃと不器用に靴ひもを結んでいる。わたしの手は、いつでも手伝えるように、きみの指が動くのを見ている。だけど今日、きみ...