Kenさんが紹介されていたのを見て、
読んでみたくなって、すぐに買ったエッセイ集。
*Kenさん記事リンク*
ああ、これ好き。
子どものころに食べた、缶のドロップスみたい。
ころ、ころ、と口の中でころがすように、
くり返して読みました。

ひとつひとつのエッセイが、物語なんです。
一見、別々の場所にある出来事が、連想ゲームのようにつながっていく。
脈絡のない、と人が思って生きている日常を、必然の物語にする。
陽に透かしたドロップスみたいに、きらきらと光るものに生まれ変わらせる。
それが、中前さんのエッセイなのだな。
読んでいると、ああ、私も書きたいなって思う。
自分が生きてきた道のりに落ちている、
“とりとめもないけど、わたしにはきらきら光って見えたもの”を、
私も集めて、書いてみたい。
読むだけでは終わらない、エッセイ集。
「書きたくなる本」って、素敵ですよね。