定期的にカウンセリングを受けるようになってから、認知行動療法の書籍は何冊か読みましたが、これがいちばんわかりやすかったかな。
…とはいえ、やはり専門的な分野なので、内容は濃いですが。
マンガでストーリーがある分、落とし込んで理解しやすいです。
自分の「考え方のクセ」を知り、楽な方へ少し変えてあげる。
それが、生きやすさに繋がるのだと思います。
自分の思い込み・前提・口ぐせを転換していくことで、生き方が変わることは、心屋さんの本や、小池さんの本、ぽんさんの本など、いろんなところで読みましたが。
それらを論理的・専門的に理解しようとするならば、認知行動療法が、いちばん近いものになるのかなと感じました。
実際に、記録してふり返り、分析・行動するためのシートの例も載っているのですが。
さらに、ストーリーに合わせた記入例まであったのが、よりイメージしやすくて、よかったです。
日常生活で、嫌な感じや、苦しい気持ちになったとき。
その場ですぐに書き出すまではできなくても、頭の中にシートを広げることで、自分の状況を、一歩引いて見ることができます。
客観も主観も、どちらも大切な視点だと思います。
自分がよりよく生きやすいように、視点を自由に行き来できれば、もっと柔らかな生き方ができます。
それによってできた心の余裕から、行動する力がわき上がれば、幸せに生きる循環が生まれます!
私が40年近くかかってここまできたものを、まだ10年ほどしか生きていない娘に、わかってほしいと思うのは、理想論かもしれませんが。
それでも、どうか娘の生きづらさが少しでも和らぎ、健やかに成長してほしいと願い、私も毎日を生きています。