ミニマリストやシンプリストの、現在の暮らし方だけではなく、そこに至るまでの経緯を、物と心との両面から知りたいな、と思っていました。
そして、本屋さんで見つけたのが、これ。
実際に、どんなふうに暮らしを小さくしていったのかが、よくわかります。
また、ミニマリズムを実践していくことで得られる、さまざまな気づきと豊かさについても、詳しく書かれています。
途中まで読んで、いてもたってもいられなくなり、家の中にあった「使うかもしれないと思って保留していたもの」を、処分しました。
自分基準、自分軸
ミニマリズムや断捨離で、よく言われていることですが。
この本にも、
- 自分らしいより少ない生き方を見つける
- 自分にとっての「十分」を知る
とありました。
物を減らすというのは、自分ととことん向き合う行為なのですね。
ミニマリズムを実践していく過程で、自分を知り、自分が自由だと実感できるレベルまで所有物を減らし、豊かさを感じ、意識的に人生を生きる。
ミニマリズムは、自分にとっての目的ではなく、手段であるのだということを、わかりやすく伝えてくれています。
だから、物を減らすことだけが目的になり、家族との関係を険悪なものにしないように。
その方法も、書かれていました。
改めて、私にとってのミニマリズムと、それによって何を成し得たいのかを、考えさせられました。
マイ・ミニマリズム
私がそもそも断捨離・ミニマリズムに目覚めたきっかけは、育った実家よりも広大な敷地と家屋があるのに、物にあふれた旦那さんの家で暮らしたこと。
そして、インターネットでミニマリストの暮らしを知り、魅力的に思えたので、実際に私物の8割を捨ててみたら、想像以上に身も心も楽になったこと。
以来、あまり物は増やさないようにしています。
けれど「すっきり暮らしたい」「とりあえず、真似をして捨ててみよう」から始まったので、まだ自分なりの基準が持てずにいるのです。
暮らしをすっきりさせて、私が向かいたい目的は何なのか。
どんな人生を、生きたいのか。
ただ「物を減らす」だけでなく、生きる方向性を考える段階にいるようです。
私は、子どもたちの笑顔を守りたい。
どこで何をしていても、心は自由に、軽やかに生きていきたい。
今思うのは、この2つです。
そんなふうに生きるための方法に、ミニマリズムを採用していきたいと思います。