お母さんに贈る、お菓子の本です。
かなり年季が入っていますが…それもそのはず、実は母親が持っていた本。
初版は昭和59年と、私はまだ小さな子どもです。
小学生になるかならないかぐらいで、この本を見せてもらって以来、姉妹で大好きな1冊になりました。
ひとつも作ったことはありませんが(笑)。
中身が、すごく可愛いんですよ。
こんなふうに見開きで、お菓子の写真と説明が載っています。
お菓子の名前も可愛くて、たとえば上の写真は「春の精」です。
こちらは「おめかし」。
こちらは「貴婦人みたい」。
幼かった私が虜になるだけの魅力が、たっぷり詰まっています。
帰省したときに、母が「もう処分しようかと思って…」と積み上げていた本の山から、救出してきました。
昔大好きだったから、懐かしくて、久しぶりにゆっくり眺めたくて。
めくるたびに、子どもの頃のわくわくした気持ちが、ほんのりと温かさをまとって甦ります。
よくよく考えたら、見るだけで幸せになれるレシピ本って、すごいですよね。
ときおり眺めては、少女に戻って楽しんでいます。