お探し物は図書室まで(青山美智子)

「図書室」と言われたら、とりあえず読みたいです(笑)。

表紙の羊毛フェルト、こんなにリアルに作れるんですね…すごい。

我が家の作品はデフォルメキャラクターが常だったので、驚きでした。

こんな付録、私もほしい!

どの物語の葛藤も、身に覚えがあって、作者さんは超能力者かな? と思うほどでした。

カフェ・マーブルと同じような温かさが、小町さんの「何をお探し?」から伝わってきます。

探し物は、動き出すから見つけられるんだと、さまざまな人生の流れに共感しながら、勇気づけられました。

小町さんが語った、

「私が何かわかっているわけでも、与えているわけでもない。皆さん、私が差し上げた付録の意味をご自身で探し当てるんです。

本も、そうなの。

作り手の狙いとは関係のないところで、そこに書かれた幾ばくかの言葉を、読んだ人が自分自身に紐づけてその人だけの何かを得るんです」

という言葉が、すとんと心に落ちます。

これが本との縁であり、ほかの作品でも描かれていた「知らないところで誰かの力に繋がっている」形なのだと思いました。

読んでみた著書は、どれも穏やかな温かさが満ちていましたが。

私にとっては、マーブル・カフェのシリーズが「ほっこり癒やし系」なら、こちらは「やる気スイッチ系」でした。

さあ、明日からも頑張ろう。

そう思えるエネルギーを、ありがとう。

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