有川浩さんの、お仕事小説です。
今回は、映像制作の現場でした。
有川浩さんの小説では、いろんな職業を生きる人たちを見てきたけれど。
やっぱり、エンターテイメントの現場って、いいなあ!
情熱とか、熱量とか、そういう「熱さ」が、好きです。
私たちの暮らしと、笑って泣いて楽しめるエンターテイメントの世界を繋いでくれる熱は、もう最高だなあ、と思っています。
でも、働く分野が違っても、良助の言葉はよくわかりました。
全力を尽くしてもままならないことがある。それでも全力を尽くす。
ままならないながら尽くした全力も、いつか明日に繋がる。――のだろう、多分。
どんな仕事でも、それはきっと同じ。
私が日々向き合う、育児や家事もです。
よし、今日も頑張ろう。
深呼吸して、また走り出せるような、パワーみなぎる1冊でした。
ちなみに、読んでしばらく経ってから、著者の名前が「有川ひろ」と、ひらがな表記に変わっていることに気がつきました。
2019年2月に改名されたそうですね。
名前は変わっても期待値は変わらず。
これからも、有川ひろワールドを楽しみにしています。