私がこちらを読んでいたときに、娘が学校の図書室から借りていた本です。
示し合わせたわけではなく、本当に偶然に、同じ作者さん(笑)。
青山美智子さんの物語に、すっぽりとはまり込んだ母は、嬉しそうに読ませてもらったのでした。
連作短編の「ほろり」「ほっこり」を、安心して味わえたのは、もちろんのこと。
今まで読んだ、ほかの本に出てきたキャラクターたちも何人かいて、思わずにんまり。
著書同士の繋がりがあるのも、作者さんをまるごと楽しめる感じが、いいんですよね!
子どもや若者の葛藤も、自分の人生と重ねながら読めて好きなのですが。
昔から、「親子」や「おじいちゃんおばあちゃん」のシチュエーションに弱い私は、木下のおじいちゃんのお話もよかったなあ。
ワタルくんがいるマーブル・カフェ、小町さんが待っている図書室に続いて、ミクジに会える神社。
魅力的な場所がいっぱいで、私もその世界へ行ってみたくなりました。