言語化するための小説思考(小川哲)

小説家の頭の中って、おもしろいなあ。

実はこちら、最初に読んでから、時間をおいて再読しました。

「わからなかった」から。

いや、書かれている文章はわかるし、意味も理解できます。
だけど、私がわかりたかった…というか体験したかったのは、これなんですよ!

帯の裏側にある、町田康さんの、

目から鱗が落ちまくって
視力が6.0になり、眼鏡を捨てた。
膝を打ちすぎて膝が砕け、
一歩も歩けない。

これ!
この感覚を体験したかったのです!

だけど、一度めは、
「わかるけど、わからないなあ…」
だったので、悔しくって。

二度めは、自分も小説を書き上げてから、満を持して読みましたよね。

で、わかった。
私は、物語を見出そうとしながら、紙の本を読んでるんだな。
って。

小説でもエッセイでも、実用書やビジネス書でも、感情曲線を存分に味わうのが好き。
だから、ストーリー仕立てのビジネス書なんかは、めちゃくちゃ読みやすく感じます。

私が「腑に落ちる!!」と喜ぶものは、著者が描き出す感情曲線をしっかりと体験して、
大満足! の結果が「腑に落ちた」なんですよね。

こちらの本は、そういう物語的な読み心地ではないので、
「わかるけど、わからない」になっていたみたいです。

わかってみればおもしろかった、小説家の頭の中!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする