久しぶりに読みたくなって、開きました。
【よつばと!(あずまきよひこ)】
結婚前は、こんなふうにのびのび子育てしたいなあ、と思えて。
出産後には、ちゃんと子育てしなきゃ。
って、いっぱいいっぱいになりそうだった私を、ゆるめてくれる漫画。
独身時代からの、愛読書です。
よつばちゃんが、のびのびしていて、可愛くて癒やされるのは、もちろんなのですが。
周りの大人たちも、ゆるっとしていていいなあ、って思います。
“普通に社会で生きている”という存在感はあるのに、
必死に生活している印象や、殺伐とした空気がまったくなくて、
めちゃくちゃ平和な世界が、いい。
よつばちゃんが、周りをそうさせているのか、
そんな大人たちだから、このよつばちゃんなのか。
読んでいるとほんわかして、わが子に対して、私も心が広くなるような。
あれしなさい、これはダメ…
そんな言葉が、口から飛び出しそうになること、たくさんあったし、
今でも爆発するときが、あります。
そんなに簡単に、素敵お母ちゃんにはなれないんだけれど、
根っこに『よつばと!』みたいな、平和な世界を持っておくと、
「それ、本当に必要な言葉かな?」
「その言葉で、伝えなきゃいけないことかな?」
「私いま、余裕が足りないんじゃないかな?」
と、立ち返るきっかけになるから、すごくありがたいです。
15巻は、石拾いとランドセルのお話が好きです!
目の前のことに、全力投球で遊ぶ、よつばちゃんを見ていると、
親目線で読むだけでなく、自分の感受性も、思い出せる気がします。
子どもの頃、何かに夢中になっていた方法を、
大人になったら、うっかり忘れちゃったけど、
失くしたわけじゃなくて、体の奥では、ちゃんと覚えているから。
きっと、おばあちゃんになってから読んでも、楽しい漫画!
だけど、いよいよランドセルを買って、
よつばちゃんも小学生になっちゃうんだなあ…と。
小学生になったら、物語としては終わりなのかな、という気がしたり。
小学生になっても、よつばちゃんはよつばちゃんだよな、と思ったり。
#成長が嬉し寂し
#複雑な親心のごとし
今日も癒やされながら、楽しく読んでいます。