「もーっ、早く言ってよ」
苦笑まじりに。ときには、大慌てで。あるいは、イライラの頂点で。
子育て中、何度も口にした台詞です。
夜寝る直前になって、やれ明日○○が要るだの、提出締め切りの書類があるだの、
出勤前のいちばん慌ただしい時間帯に、集金を持っていかなきゃだの、学校に送ってくれだの。
母として、可能な限り全力で対応する所存ではありますが。
「もうちょっと早く言いなさいよ」と、お小言をつけ加えたくなることも…。
で、今週。
末っ子に、ついイラッとを込めて、言ってしまった日があったんです。
「もー、もっと早く言ってよねっ」
そしたら、末っ子。
「うん、ごめん」
って答えたんですよ。
めちゃくちゃ素直。
わたしのほうが、逆に「あ、イラッとしてごめん…」
となってしまったぐらい。
それだけのことなんだけど。
末っ子のまっすぐな「ごめん」に触れて、
わたしはまだまだ未熟だなあ、ありがとう。と思ったのでした。
わたしの心に、ぐるぐると黒いものが渦巻いているとき、
なんでもない一言で、さあっと澄んだ状態に戻してくれる子なんです。
末っ子が3歳ぐらいのころの口ぐせが、
「まあ、いいか!」だったんですよね。
怒りも悲しみも長続きせず、家族の誰かが失敗しても、
「あーあ! ま、いっか!」と笑い飛ばし。
嫌なことは「いや!」、できないことは「できないー」と、
どこまでも素直で。
泣いていても、わたしが「あはははは!」と笑い真似をすると、
つられて爆笑しちゃう子でした。
感情のエネルギーを、ふわっと軽くしてくれるような。
いまも昔も、わたしの救世主なんです。
