【note詩】こころもとない

夜の向こうから
風の音が聴こえる

びゅおう ごお
ばたばた がたん

大きな風の音が
私のすきまを抜けてゆく

風がひとつ 通るたび
私のすきまは広がってゆく

びゅおう ごお
ばたばた がたん

広がったすきまに
夜がひたひたと入ってくる

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