かなしみで
なにひとつ
喉を通らないのは
たぷり、とたゆたう涙が
からだいっぱいに
あふれているのかもしれない
ひとつ残らず
涙を流してしまえば
また生きられるのかもしれない
かなしみは
しんしんと降る雪のように
積もっては溶けてゆくけれど
溶けたかなしみの
行き先が まだ
見つからないままだ

かなしみで
なにひとつ
喉を通らないのは
たぷり、とたゆたう涙が
からだいっぱいに
あふれているのかもしれない
ひとつ残らず
涙を流してしまえば
また生きられるのかもしれない
かなしみは
しんしんと降る雪のように
積もっては溶けてゆくけれど
溶けたかなしみの
行き先が まだ
見つからないままだ
