【note詩】さくらいろ

美しいひとは いつだって
桜の色だった

垢抜けた少女は
桜色の頬をしていたし

憧れのお姉さんは
桜色の爪をしていた

あのひとは桜色のくちびるで
優しい言葉を紡いでいた

私もそのようになりたくて
桜の下に立ってみた

美しいひとは いつだって
桜色をしていた

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