【詩】冬を迎えに

さらりと積もった新雪を
素手で掬い上げるとき

冬の寒さを迎えにゆく
わたしの指は寒くない

真冬の水にふるえながら
米を研いでいたときは

あんなにも温もりを
欲しがっていたのに

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