【詩】剥がれゆく痛み

春の嵐が
吹き荒れて

破れかけの網戸を
ばりばりと
剥がしていった

全部ちぎれて
飛んでしまえば

いつだって
まっさらに
新しくなれるのに

宙ぶらりんに
剥がれかけた
古い記憶は

揺れるたびに
痛くなるのだ

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