エピソード12

「さよなら」
あの雨の夜、
きみはぼくに背を向けた。
ぽん、と開いた傘が
きみの顔を、すっかり
隠してしまっていた。
泣いていたのか、
微笑んでいたのか。
ぼくには、もうわからなかった。
あの日の答え合わせを、
どうか、もう一度だけ。

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