娘の帰省

こないだまで、娘が帰省しておりまして。

今年の春に、進学のため家を出て、ひとり暮らしをはじめた娘。
ついにわたしも、子どもを迎える側になりましたよ…!

帰省の数日前から、スーパーで買い物をするとき、やたらとテンションが上がります。
これ好きだったな。買っといてあげよ。
あれ食べたいって言ってたな。作ろう。せっかくだから、ちょっといいお肉にするか!
…みたいに、財布のひもが緩んじゃう。

実際に帰ってくると、半分家族で、半分お客様のような。
ついつい甘やかしてしまう(笑)。
ぐうたらしていても、多少散らかっていても、まあいいかと寛大に微笑み、
うっかり出し忘れた水筒を、しかたないなと洗ってあげちゃったりする。
一緒にスーパーに行けば、べつにほしいと言われたわけでもなく、ただ
「おいしそうだね」とつぶやいただけのお菓子を、買っちゃったりする。

そういういろんなことを、当然とせずに、
「ありがとー」って言ってくれるから、よけいに。

そして、お互いに、
「家を出たときのまま、記憶が止まってるよね」
という話をする。
でも、あたりまえだけど、弟たちも大きくなっているんだよねえ。
なんて保護者のようなことを、娘は言う。

そうそう、だから、ひとり暮らしで生活スタイルも変わっただろうし、
好みもきっと変わっているから、それは教えてほしいなあ。
わたしの中の娘ちゃん像を、アップデートしておかないとね。
と、わたしも返す。

お互いに、変わりゆくものだから。
心地よい関係を続けるためには、いまの相手のことを、ちゃんと知りたい。

しばらく離れてみて、母はそう思うのでした。

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