エピソード1

きみとふたりで、ひとつの傘に入る。
いつもの道が、それだけで楽しい。

駅に着いて、傘を閉じた。
濡れたぼくの肩をみて、きみは言う。
「傘、ちいさかったね」

きみの肩は、濡れていなかった。
ぼくはとても満足だった。

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