私ね、夢があるんですよ。
自分の本が、本屋さんに並んでるの。
書店員さんが、心を込めて、ポップを描いてくれてるの。
ふらりとやってきたお客さんが、立ち止まる。
私の本を手にとる。ぱらぱらと、ページをめくる。
子どもの頃、道端で、きらきら光る石を見つけたみたいな表情で、
大事に、レジに持っていく。
その瞬間を、その姿を、柱の陰からそっと見る(笑)。
ありがとう。を噛みしめて、自宅に帰って、また机に向かうのです。
まだ見ぬ誰かに、未来の読者に、届けるために。
――そんな夢が、あるんです。
私の書いた言葉が、届く瞬間を見たいんですね。
noteの「スキ」って、これとおんなじだと思うんですよ。
noteという、私のちいさな本棚で、
並べてある作品を手にとって、ページをめくる姿そのもの。
だから、ひとつのnoteに、手を触れてくださった証に、心震わせて。
喜びを、大切に抱いています。
「あなたの言葉、確かに受けとりましたよ」
って伝えてくれて、本当にありがとうございます。
