あゝ、男子という生き物は。

その夜は、まったりと疲れが蓄積しておりました。

ここはひとつ、癒しのひとときを。
久しぶりに、キャンドルを灯してみたのです。

ゆらゆらと、小さく燃える炎。
透明なガラスドームが、光を映して美しい。

優雅な気分で眺めていたら、うちの息子たち、何を始めたと思います?

まず、
「鼻息で火を消せるか選手権」!

いや、消すなよ…!

思わずツッコんだら、今度は、
「ぎりぎりまで消さずに息を吹きかける選手権」!

いや、そうだけど、そうじゃないっ…!

さらには、
「パンチの風圧で火を消せるか選手権」!

…バトル漫画かっ!

炎の揺らぎを見つめて、美と静寂を堪能する男子は、
どうやら、わが家にはいない模様です。

いいんですけどもね。
そんな息子たちが、可愛いんですよ。
あゝ、馬鹿馬鹿しくも愛しき、男子という生き物たち。

息子たちがおもしろかったので、疲れを忘れた母なのでした。

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