次男のお手伝い・3

夕方、次男とババ抜きをしたあと、眠くなってうとうとしてしまいました。

わずかな仮眠をもらって復活し、慌てて夜ごはんにします。

すると食後に、次男が出しっぱなしにしていたトランプを集めていました。

誰に頼まれてもいないのに、自分から片づけてくれるなんて…!

この間まで「おかあさんも使ったでしょ! いっしょに!」って言われていたのに…!

感無量です。

「お片づけありがとうね。お母さんも使ったのに、お手伝いできなくてごめんね」

そう声をかけると、次男はニコニコと近づいてきて、

「もっとお手伝いしてあげるよ!」

と言うではありませんか!

3歳4歳と時を経て、いよいよ6歳になった次男の真の力を見せてもらうとき!

――すごく、成長していました。

今までは、食器洗いの泡立てや、洗濯物をピンチに干すといった、花形のお手伝いばかりで、ほかは嫌がっていたんです。

けれど今回は、食器を運んでシンクに浸けたり、洗濯物のしわを伸ばしたりと、前後についてくる作業にも手を貸してくれましたし。

洗い終わって濡れた床も、拭いてくれました。

言葉で説明して伝わることも増え、どうやったらできるかを自分で考えてみるようになり。

「子育てとしてのお手伝い」から、「お母さんの助けになるお手伝い」に、少しずつ変わってきた次男なのでした。

お母さん、助かったし嬉しかったよ。ありがとう!

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