小学校で、高学年の児童と保護者を対象に「メディアリテラシー」の講演があったので、聴きに行きました。
私には聞き慣れない言葉でしたが、メディアリテラシーとは、
メディアが伝える情報の中から必要な情報を自分で選び出し、内容の正しさを確認し、活用する能力や技能のこと。
なのだそうです。
インターネットやニュースなどの実例から、身近な貼り紙などの文例に、簡単な実験を加えて、わかりやすく説明してくださっていました。
なるほど、小学校高学年だと、こういう説明の仕方だったら伝わるのか。
と思いながら、私も興味深く聴いていました。
情報を受けとるコツ
- 答えをすぐに決めつけない
- 事実と意見をゴッチャにしない
- 一つの見方ばかりしない
- 見えない部分も想像する
発信するコツ
- 明確さ
- 正確さ
- 優しさ
- 易しさ
というお話だったのですが。
聴きながら、途中から、
「これって、メディアに限ったことじゃないよね…?」
という思いでいっぱいになりました。
コミュニケーションの基本
メディアを例に話してくださっていますが、そもそもの人間関係に当てはまる話ですよね。
きちんと理解して、お互いに言葉を伝えたり受け取ったりしていれば、学校生活でも、大きな友達トラブルは、起こらないんじゃないだろうか。
そう、思いました。
お話の最後に、
重要なのは、テクニックでは無く、思いやり!
とあって、さらに納得でした。
こういうことが、正しく理解されていたら、私が経験してきた人間関係の問題の大半は、大事にならなかったような気がします。
子どもたちに伝えていく
インターネットの発達で、世界中と簡単に繋がれるようになった今の子どもたちは、私が同じ世代だった頃よりも、世界が広くて。
身近な人に対してだけでなく、さまざまな場面で、このメディアリテラシーの内容を踏まえて、コミュニケーションしていかなくてはならないんですね。
大変だなあと思うと同時に、でも世界の広さに関係なく、コミュニケーションの基本は一緒なんだな、とも感じました。
自分よりも小さい頃から、ゲーム・スマホ・パソコンに触れている子どもたちに、どうやってモラルを伝えたらいいのかは、長年の悩みどころでしたが。
根っこは同じだとわかると、少し理解できそうな気がしてきました。
「メディアリテラシー」の通りに、わかりやすく聴かせていただき、ありがとうございました!