百聞は一見にしかず、です

長男を、毎朝、中学校まで送っています。

近くなので、徒歩で。

中学生ともなると、母とふたりきりでゆっくり歩く機会が貴重で、

短いながら、朝の良きひとときです。

【百聞は一見にしかず、です】

ここ数日は、しりとりをしながら、歩いています。

恐竜博士の長男は、普通にしりとりをすると、

「スコミムス」「スピノサウルス」

「スティラコサウルス」「ステゴサウルス」

などを駆使して、えげつない「す」攻めをしてくるので…!

#スイカといえばカラス

#砂といえばナス

#スラックスにスイス

「テーマ決めようよ、テーマ!」

母の提案で、3文字しりとりや、食べ物しりとりをしながら歩いたのですが、

なぜか、ことごとく私が負けるんですよね。

#母が答えに詰まっている間に

#学校に到着

#息子の勝ち逃げ

そこで、今度は“まるいもの”しりとりを、してみました。

この“まるい”の概念が、私と長男で、微妙にズレていて、おもしろかった!

りんご→私○、息子○

米→私○、息子△(大目に見てもらった判定)

犬→私○、息子☓

猫→私○、息子△

私は「カクカクじゃなかったら、まるでしょ!」で、

息子は「全体的に円形じゃなかったら、だめでしょ」なんです。

#可愛い動物はまるい

#母の括りの広さよ

この概念的しりとりを通して、普段のいろいろな違いが、よくわかりました。

長男の折り紙や絵の、細やかな部分への造形のこだわり。

私の「ま、いっか!」が、積み重なって起こる、料理の失敗w

言われたことを、几帳面に真面目に受け取る長男と、

自分に都合よく解釈して、ダメージ回避しようとする私、とか。

言葉から描くものが、これだけ違えば、

大雑把に会話していたら、食い違うはずだなと。

わかってはいるつもりでしたが、実際に体験すると、言葉にも手触りを感じる。

“百聞は一見にしかず”の意味も、一緒に実感した、まるいものしりとりでした!

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