人生の設定は、すべてにおいて適用されていた

私、シンプルな暮らしが理想です。

「持たない」でも「ていねい」でもなく、シンプル。
必要なものを、必要なぶんだけ。
余分なものは持たず、人生を身軽に、豊かに過ごしたい。

そのスタイルになったのは、今から10年ぐらいまえだったかな。

でね。
私、たとえば生活保護を受けるほど、お金に困っているわけではないんですが、
ギリギリになる支払いがあったり、突発的な出費があったり、お金が貯まらなかったんですよ。

会いたい人に会いに行ったり、行きたい場所を訪れたり、
ほしいものを買ったりは、そんなに我慢している感覚はないから、
たぶん、できているのだと思います。

本屋さんめぐり旅にも、ミュージカル観劇にも行きました。
お友だちとランチにも行きます。
読みたい本は、惜しみなく買っています(笑)。

ただ、お金は貯まらない。
入ってきたぶんだけ、きれいに見事に出ていくなあ、って思っていて。

ふと、気がつきました。
「あ、これ、『余分なものは持たず』が叶ってるんだわ!」
って。

子どもの進学費用や、生活の備えとしての貯金が、なかなかできない自分に、
残念だなあと感じたことも、あったけれども。

必要なものを、必要なぶんだけ。
という設定が適用されているのならば、
私が必要とするときには、必要なぶんだけのお金が、回ってくるのでしょう。
たぶん、今までのように。

だからこそ、私が楽しくお金とつきあうには、
自分のやりたいこと、ほしいものを、はっきりと描くのがいいんだろうな。
お金を使うにも、増やすにも、目的を持って。

「とりあえず貯金」は、私の設定には、存在しなかったみたいです。
人生に、ひとつ納得した瞬間でした。

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