そういえば、最近。
不機嫌とか、疲れとか、愚痴とか、
私の平和を乱すものに、引っ張られにくくなりました。
【私の“ととのう”】
ないわけじゃ、ないんです。
イラッとすることも、疲労を感じることもあるし、
うっかり愚痴を聞きすぎてしまうことも、一緒にこぼしてしまうこともある。
だけど、感情が荒ぶらないというか。
機嫌にふり回されない、が近いかな。
意識してがんばらなくても、ポジティブになろうとしなくても、
自然に、もとの状態に戻るなあ。って思います。
私の心は、水たまりのようなもので。
普段は、穏やかな鏡に似た、水面です。
雫がぽたり…と降ってくると、波打つけれど、
ひととき過ぎれば、しんと静まっていく。
その水たまりが、いまは池ぐらいの大きさになっているみたい。
容積が広がるから、同じ雫の刺激でも、揺らぎが少なく感じる。
心がさらに、湖になり、海になったら、
今よりもっと、凪いでいる感覚になるのだろうな。
“土台がととのう”って、こういうことなのかもしれない。
今までは、
土をやわらかく耕して、発芽しやすい環境に、種をまく。
そんなイメージだったのだけれど。
私の“ととのう”は、生命を育む海に、近いのかもしれない。
揺らがないわけじゃない、でも、
多種多様なものを内包して、
かぎりなく穏やかに、そこにある状態。
たゆたう余白のある心が、とても快いです。