燃えつきてしまいそうな
ある八月の昼下がり
帽子を深くかぶって
うつむいて歩いた
道路に落ちる私の影を
いろんな影が通りすぎてゆく
くるりふわりと横切るのは
ああ これは赤とんぼ
風のようにさっと飛ぶ
これは鳶のかたち
つい と顔を上げれば
みずみずしい夏の空色

燃えつきてしまいそうな
ある八月の昼下がり
帽子を深くかぶって
うつむいて歩いた
道路に落ちる私の影を
いろんな影が通りすぎてゆく
くるりふわりと横切るのは
ああ これは赤とんぼ
風のようにさっと飛ぶ
これは鳶のかたち
つい と顔を上げれば
みずみずしい夏の空色
