46年の人生でお世話になったひと、大好きだったひと、大切なひと。
いろんなひとの顔が、シャボン玉のように浮かんでは消えた。
シャボン玉って、きれいだけどさ。
ふうっ、とたくさん吹いた中から「どれがいちばんきれいか」なんて、選べないよね。
それとおなじで、浮かんだひとたちを「誰」と選び出して書くのは、難しいなあ。
全部書こうと思ったら、きっと巻物みたいになっちゃうなあ。
でも、あえて書くならば。
わたしの場合は「子どもたち」だと思うのですね。
「わたしがいないと生きられない命がある」
を、体験させてくれた存在だった。
「家族のしあわせ」
を、一生ぶん贈ってくれた存在だった。
「どうにもならないことがある」
を、実感させてくれた存在だった。
「それでも、わたしは生きる」
と、決意させてくれる存在だった。
いっぽうで、決して親に依存させなかった。
わたしがわたしの人生を、しあわせに過ごすことを教えてくれた。
親ってさ。
子どもを支えているつもりになりがちなのだけど、
わたしがどれだけ、あなたたちに支えてもらっただろうか。
子育て期も終盤になりつつあるわたしが、
わが子の人生に依存せず、未来を楽しみに立っていられるのは、
ほかならぬ子どもたちのおかげなのです。
