【noteエッセイ】私とnote

私のnoteは、本棚です。
生きてきた証を、そっと並べておく場所。
誰かが手にとってくれたら嬉しいし、
ふと読み返して「こんなこと考えていたんだな」と、
自分でも新鮮に感じることがあります。

書くときに想像しているのは、読んでくれる人のこと。
その言葉を目にして、ほっこりと笑顔になってくれたらいいなあ。
ちょっぴり落ち込んでいても、元気になってくれたらいいなあ。
心を震わす体験になれたら、嬉しいなあ。
ちいさな希望を届ける本を並べたくて、noteを紡いでいます。

noteに書くのは、とっておきの写真をアルバムに飾るみたいな時間です。
言葉を探して、見つけて、並べていくのが気持ちいい。
「何を大切に残すか」の感覚を、鋭く磨いていく過程です。

そして、noteは、公共の財産だとも思っています。
人々の感性の記録であり、誰もが訪れることのできる本屋さん。
私の書店の本棚は、まだ未完成です。
サグラダファミリアのように、今もなお育てているところ。
私がこの世を去ったあとにも、私の生きた何かが、時を超えて届く場所だと信じています。

これからも、私の目に映るものをひとつひとつ、ていねいに並べてゆきます。
私のnoteは、そうやってできていく、ちいさな本棚です。

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