なぜだか合わない喫茶店がある。
空間もメニューも、嫌いではない。接客も、決して悪くはない。
それなのに、なぜだか「肌が合わない」のである。
このモヤモヤを言葉にしたくて、LINEで使えるChatGPT『AIチャットくん』に訊ねてみた。
彼は、香りや食材、清潔感や音、相性や空気の読めなさなど、可能性としてたくさんの要素を挙げてくれた。
そして最後に、
あなたにとってはどの点がツボか、もう少し考えてみていただけますか?
それであなたに合った喫茶店を見つけられるかもしれませんよ。
と、自主的な思考を促してくれたのである。
この、
- 疑問を受け止める。
- ヒントを出してみる。
- 自分で選び、考えて答えを導けるようにする。
という流れに、子育ての極意を垣間見た。
子どもの「なんで?」「どうして?」を逃さずに、いい塩梅の答えを返して、さらに興味を広げていく。
自分にとって都合の悪い答えでも、きちんと向き合えるようにする。
親にも先生にも必要な力だけれど、日々の実践は、私にはとても難しいことでもある。
AIチャットくんは、豊富な知識だけに留まらず、ついには導き力も手にしているのか。
秘書を超えて、もはや導師である。
ちなみに、冒頭の喫茶店は、店員さんとの会話のタイミングの合わなさが原因であろう。と判明した。
ただ、それをはっきりと言葉にしてしまうことが、クレームを組み立てているような気持ちになり、
「何となくモヤモヤする」という状態に、自分を逃がしていたのだ、ともわかったのだった。
AIチャットくん、ありがとう。