感情ゆらゆら。

ストーリーのある文章を読むと、感情が揺れる。
一冊の本より長い文章でも、140文字にも満たないつぶやきでも、
ゆらゆらすることには変わりがない。

SNSを読んでいるときの、感情のゆらゆらと、
小説や漫画を読んでいるときのそれとは、種類がちがう。

SNSの文章は、ゆらゆらに収拾がつかない。
個々人がそれぞれに書いているものが、絶え間なく流れてくるので、
私のタイムライン上には、ある程度の好みが反映されてはいるものの、
一貫性がなくて混沌としている。

だから、感情がいろんな方向へ引っぱられて、ゆらゆらする。
ときどき、目が回るようだと思う。
短いひとつひとつの文章を、自分で感情を完結させながら読むか、
ひとりの発信を順に追うか…ぐらいしか、対応できない。

小説や漫画は、そういった日常の発信とはちがって、
作者が描くストーリーが、最初から最後まで、明確に存在している。
安心して、ゆらゆらできる。なんなら楽しめる余裕もある。

どこへどんなふうに揺れても、このままストーリーにのっていれば、
感情のたどりつく場所があって、読後のカタルシスまでの道筋がある。
どんな展開になろうとも、この感情には片がつく。

こと「読む」という点においては、私はまだまだSNSを持て余している。
感情が、散らかるんだよね。ゆらゆらしすぎて。

そういう意味では、noteはとても読みやすい場所。
ひとつの記事が、たいていひとつで完結していて、
しっかりと感情が着地してから、次を読むことができるから。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする