おいしい味の表現術(瀬戸賢一・味ことば研究ラボラトリー)

なんだか、おいしそうな本ですよ!

味を表すことばの、わかりやすい一例である、
「甘い」「からい」「すっぱい」「おいしい」「まずい」
に続いて、味の表現をいくつ言えるかという実験があったので、やってみました。

苦い。うまい。しょっぱい。塩辛い。甘辛い。
爽やかな。深みのある。コクがある。ふわふわ。しっとり。
バリバリ。ぱりぱり。突き抜けるような。濃厚な。ジューシーな。
固い。柔らかい。弾ける。しびれる。酸味のある…

うーん、まだまだいっぱい出てくる。
そんな数多ある「味ことば」の定義を、読者と共有するところから、始まります。

わたしは、共感覚表現の話が、いちばんおもしろかったな。
味覚を表現するのに「軽い味」というときは、触覚を借りている。
「香ばしい味」なら嗅覚、「深い味」なら視覚、「静かな味」なら聴覚…のように。
味ことばに限らず、普段わたしたちが何気なく使っている言葉にも、共感覚表現がたくさんあるんだなって。

感覚を借りてくると、言葉が繊細で豊かになり、表現がぐんと広がっていきます。
12色入りの絵の具が、24色になるように、描く世界が変わりますね。

ちなみにこの本、ランチに出かける前に読んだのですが。
おいしさへの期待が、否が応にもふくらみます!
読み終えると、口がすっかり、ラーメンとカレーでした(笑)。

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