【note詩】サマー・キッチン

台所に立つ
ごはんを作る
汗が吹き出す

火も湯も
むせ返る太陽を
味方につけて

ぎらぎらと
私の気力を
絞りとってゆく

幼い時代の夏休み
素麺ばかりの
おひるごはんに

文句を言って
ごめんなさいと

母になって
いまさら 思う

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする