一覧

【note詩】わたし

あなたの目に映る私きみの目に映る私 あのひとの このひとのたくさんの瞳に映る私 どれも同じで どれも違うどれもみんな ひとりの...

【note詩】おにごっこ

風が吹いておりました 落ちた花びらが ひゅるひゅると追いかけっこをしておりました 子どもたちが 歓声をあげて花びらの絨毯に 駆...

【note詩】幸福論

星がきれいだねえ とわたしが言ったら きれいだねえ ときみが笑ってくれること それきりなにも言わずとなりにいてくれること ...

【note詩】春の福袋

春は ふくふくしている葉っぱも 雲も おひさまも わたしのきもちも 柔らかくふくふくしている 今日も すてきな春の日だ ...

【note詩】しがらみ

私を停滞させるのはいつだって私だった 鎖のような思考がずるずると絡んで動けない 動け。断ち切れ。 叫んでも 届かず刀も斧...

【note詩】春

とうとうと 雨がふる日でした 花びらが ひとりうちまで遊びにきておりました 今日は 雨に負けじと風もはりきっておりましたので ...

【note詩】さくらいろ

美しいひとは いつだって桜の色だった 垢抜けた少女は桜色の頬をしていたし 憧れのお姉さんは桜色の爪をしていた あのひとは...