
【note詩】あなたの前では
ていねいに顔を洗ったら わたしの顔がいつもよりうれしそう ゆったりと足をほぐしたら わたしの足がいつもより元気になった ...
ていねいに顔を洗ったら わたしの顔がいつもよりうれしそう ゆったりと足をほぐしたら わたしの足がいつもより元気になった ...
緑の葉っぱや色とりどりのお花が 雨に濡れると美しくなるのは 地球の心がきれいだから
読みたい と書きたい は イコールではないのだけれど 自分のいのちを表現してみたい とは 近しいのかもしれない
月の光がくっきりと明るい夜 今日の月はきれいだねと あなたに言えないことを思い出しました
読まれないままの言葉たち 指先ひとつで繋がれないところへ 行ってしまったあなたに 見せたい未来があったのに
まろやかなバターのように 溶けてゆくことばを 紡ぐひとでありたい
赤ちゃんは精巧なかたち ひとつの爪指のふし まつ毛の曲線かすかな寝息 こんなにちいさいのに どこまで目を凝らしても...
花のように金魚が泳ぐ 外から見ている私のほうが 狭い世界にいるような
あなたが飛び立った その後の物語を私は知らない 終わりなのか始まりなのか 続いてゆく途中なのか あなたのかけらを胸...
指先が触れるだけで 体温が伝わるような言葉を そっと置いておく