
【note詩】雨情
まっすぐに雨が落ちてきた。 ふ、と風が止む。 水たまりの上で雨粒が跳ねた。 星のように光を弾いて。
まっすぐに雨が落ちてきた。 ふ、と風が止む。 水たまりの上で雨粒が跳ねた。 星のように光を弾いて。
さざなみが夏の太陽を受けとめて きらきらと反射しておりました 夏の星たちがうっかりと 昼間に 落っこちたのかとおどろきま...
私たちは、言葉を消費する。 それが どんなに贅沢なことかを、知る由もなく。
神さまのこどもが夏の空に絵を描いた 神さまのクレヨンがやさしくにじんで 空に溶けるまでながめていた
今にも 雨が降り出しそうな空でした じっと 泣くのをこらえているようだったので いつでも泣いていいのよと空に手のひらをかざしま...
このまえ、だれかが、どこかで。 不確かなものだけが 積まれて崩れる。
雨も降っていないのに川に波紋が浮かんでは消える ちいさな魚の子どもたちが生まれてきたよと飛び跳ねている もうすぐあなたにも会え...
雑草まみれの川の中手折られた葉がくる くる と流れてゆく あちらこちらに引っかかり今にも絡め取られそうな かすかな流れの中を一...
あなたの言葉に触れた瞬間 美しく壮大な絵画を見ているような気持ちになりました あなたの言葉に震えた瞬間 絵画の枠を超えて...
さっきまでしかめっ面な気分だったこと ほかの誰にも知られたくなくて 道ゆく誰かとおすまし顔ですれちがう