【note詩】特別な日
ふと 目に映るもの 昨日 のんびり泳いでいた鴨が今朝は慌ただしく川面を突いていた ずっと静止画のように佇む鷺がいま ふわと飛び...
ふと 目に映るもの 昨日 のんびり泳いでいた鴨が今朝は慌ただしく川面を突いていた ずっと静止画のように佇む鷺がいま ふわと飛び...
風が びゅうと吹いたので思わず顔をおおいました 腕の向こう側から落ち葉がたくさんわれ先にと駆けてきて まるで 子どもたちを眺め...
フリルのような薄い雲が重なる空を かき混ぜたらどうなるんだろう 腕を伸ばしても届かない空に 空想の手を差し入れてみる ...
手のかたち手のぬくみ 大きさも肌ざわりも ひとりひとりみんな ちがう その手を握りあい 繋がることがただ 尊い ...
秋が来ました ことさらに風の強い日でした 赤や黄色に着替えた葉っぱが ヨーイドンで走り始めました くるくると道の向...
今日の夕飯に悩む私の隣で、旅先の銘菓に微笑む老夫婦。 めずらしくもない海岸を、急ぎ家路につく私。 波の音に 一心に、耳をすませ...
あふれそうだなって思いながら でも もうちょっといけるかなって ついこぼしてしまうんだ 終わりかけの恋みたいにさ ...
窓の向こうはやわらかな日差し とろんと目を閉じるとおふとんに溶けそうな 砂糖菓子みたいなしあわせ
眠れない夜ゆるやかに目を閉じる まぶたの裏側に星がある 眠れぬ暗闇を怖がらなくてよいように 神さまがくれたまぶたの星 ...
風が強く吹いていた 雲が あまりに速く流れてゆくので私はとても不安になる たったひとり世界の真ん中にぽつんと立っているようで ...