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【note詩】空を奏でる

秋空に ひとすじのひこうき雲が伸びている 細い線の上に いくつもわた雲が浮かんでいる 五線譜に描かれた音符たちのように ...

【note詩】灯火

ゆらめく水底にほのかに灯るひとつの光は 涙のなかの希望かもしれない 夜の向こうの安らぎかもしれない

【note詩】雨の音

今朝はキャンディみたいにはじける雨が降っていた。 ぱちぱちぱちと雨粒が傘を叩いてた。 傘の内側に手を当てたらぱちぱちぱちと音が...

【note詩】過去の音

あの日 閉じ込めた悲しみにいまも追いかけられている あのとき蓋をしたはずなのに音を立てて震え続ける もう一度 あの日の悲しみを...

【note詩】ここにいるよ

こぼれる涙が落ちないように細い指先を そっと瞼に添えてくれるひとが 自分が濡れるのも厭わずにあふれる涙ごと あなたを抱きしめてくれる...

【note詩】願いごと

だけど もしもそこに希望があるのなら わたしだって行ってみたいのです そこに未来があるのならあなたにも見てほしいのです ...

【note詩】波の足音

ざざあざざあと優雅に裾を引くのは海水浴場の波である たったったっと忙しく足踏みするのは漁港の波である ぱしゃぱしゃと弾んで駆け...

【note詩】青空砂漠

手にしたアイスと一緒に溶けそうなほど暑い夏 まるで砂漠にいるみたいとからからの空を見上げたら らくだの形をした雲が悠々と歩いて...