【note詩】終わりかけの恋
あふれそうだなって思いながら でも もうちょっといけるかなって ついこぼしてしまうんだ 終わりかけの恋みたいにさ ...
あふれそうだなって思いながら でも もうちょっといけるかなって ついこぼしてしまうんだ 終わりかけの恋みたいにさ ...
窓の向こうはやわらかな日差し とろんと目を閉じるとおふとんに溶けそうな 砂糖菓子みたいなしあわせ
眠れない夜ゆるやかに目を閉じる まぶたの裏側に星がある 眠れぬ暗闇を怖がらなくてよいように 神さまがくれたまぶたの星 ...
風が強く吹いていた 雲が あまりに速く流れてゆくので私はとても不安になる たったひとり世界の真ん中にぽつんと立っているようで ...
美しさに息をのむたび言葉の無力さを 知る 澄んだ悲しみを見るたび言葉が無力だと思い知る それでも あなたに伝えたいことがある ...
秋空に ひとすじのひこうき雲が伸びている 細い線の上に いくつもわた雲が浮かんでいる 五線譜に描かれた音符たちのように ...
ゆらめく水底にほのかに灯るひとつの光は 涙のなかの希望かもしれない 夜の向こうの安らぎかもしれない
今朝はキャンディみたいにはじける雨が降っていた。 ぱちぱちぱちと雨粒が傘を叩いてた。 傘の内側に手を当てたらぱちぱちぱちと音が...
あの日 閉じ込めた悲しみにいまも追いかけられている あのとき蓋をしたはずなのに音を立てて震え続ける もう一度 あの日の悲しみを...
こぼれる涙が落ちないように細い指先を そっと瞼に添えてくれるひとが 自分が濡れるのも厭わずにあふれる涙ごと あなたを抱きしめてくれる...