【note詩】雫
雨に濡れた花びらが 嬉しそうに見えたので もう 泣いてもいいだろうかと 私の頬も涙に濡れたら いっそ 幸せに見えや...
雨に濡れた花びらが 嬉しそうに見えたので もう 泣いてもいいだろうかと 私の頬も涙に濡れたら いっそ 幸せに見えや...
一緒に行けたらいいのになあ 手をつないでちょっとそこまで駆けてくみたいに 一緒に行こう って言えたらいいのになあ 約束も...
夏を食べる 夕暮れすぎて暑さでぬるんだ 今日の思い出を唇に含む 足裏にざらつく砂空高く投げた笑い声 今日しかない夏...
鼻先が湯に触れて目が覚めた。 おふろで眠っていたらしい。 うたたねは溶けるように夢を誘う。 ひなたに置いたアイスクリーム...
雨の日は見上げたくなる傘をさす お空の上のひとたちも お花みたいに傘が咲いたら きっと眺めてくれるから
本を読む前にはお手洗いにゆく ちょっとぐらい飲食を忘れても 気がついたら時間が飛んでいても 夢中だからいいのだけれど ...
箒になんか乗らなくたって 背中に翼が生えなくたって どこへだって行けるさ と 私の魔女は不敵に笑った
雨上がりの花びらの雫が美しいのは たくさんの涙を飲み込んで咲く誇りのようだから
悲しみが満ちる秘かな夜お月さまの流した涙が夜の雫になりました 明日おひさまが昇ったらどんなに美しく輝くのでしょう
きみの生命を育んだ大地の 重みなど忘れていい 私の知らない明日へと きみは ただ飛び立てばいい