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【note詩】音色

ぽろん ぽろんと音を奏でる楽器のように ひとつずつ ていねいに優しい言葉を紡ぐ人になりたい 胸のなかに響きわたる音色がどうぞ ...

【note詩】学校

学校は 不思議なところ 生徒でも先生でもない私は異世界に迷い込んだ異物のようだ 生徒だったころ確かに私は そこにいて 私...

【note詩】なんでもないよ

家族になってなんでもないよ と笑うのはきみの癖だと知りました 今日の なんでもないよ は声が弾んで嬉しそう何かいいことあったかな ...

【note詩】今日の花束

幸せは 花束のよう うれしいな たのしいなよかったな ついてるな たくさん見つけてきゅっとリボンを結んだら 素敵な一日に...

【note詩】一緒に

自分のからだを自分で なでる 子どもを慈しむようにふたつの手で なでる だけど右手には左手しか届かない左手には右手しか届かない...

【note詩】日暮れどき

急に雨が降り出した窓に打ちつける音がした ガラス越しに雨に打たれて私はなにもかも心配になる あの子は傘を持っているか体はさぞ冷...

【note詩】恋告げられぬ

まるで それが世界のすべてだとばかりに きみに恋をしていたわたしは恋のうたばかり 綴っていた 平安貴族のように文字にしたためた...