一覧

【note詩】進化

深く潜りたいのか高く上りたいのか いずれにしても私は知りたい そこから見える世界のことと たどり着いた瞬間の私の気持ちを...

【note詩】夏の懺悔

海辺に暮らしておりますが海へ泳ぎにはゆきません 海風のそよぐ窓辺に腰かけ読みかけた本を開きます どうぞ笑ってお許しください言葉...

【note詩】言霊

言葉のひらめきは泡のように ぷくりと浮かんでぱちんと消える 消えてしまう前に魔法をかけて 空高くまで飛ばしてみる ...

【note詩】眠る母

子どもたちが安眠用の音楽を流しはじめた それを聴きながら誰よりもいちばんに私が眠りに落ちてゆく 母の耳は素直だから音の響きには...

【note詩】夏の凡人

夏の朝いちばんに蝉がじゅわじゅわと合唱をはじめる 夏の夜更けには虫のオーケストラがぎいぎい鳴いている 耳の奥から引っ掻くように...

【note詩】眠る子

寝ているわが子のお腹が静かに上下するのを見る ずいぶんと背が伸びたいっぱしの口をきくようにもなった ところどころまだ丸みをおび...