【note詩】と も だ ち
ぬいぐるみがいないと眠れない子どもだった 母になった私は隣を争うわが子たちに囲まれ 友だちだったぬいぐるみは飾られるものになっ...
ぬいぐるみがいないと眠れない子どもだった 母になった私は隣を争うわが子たちに囲まれ 友だちだったぬいぐるみは飾られるものになっ...
眠るあなたにも眠れない私にも 夜が穏やかに過ぎゆくことの 吐息のように密やかな幸せ
心の奥にどろりとした黒いものが ぽつん と落ちてしみになる。 どんどん広がって大きくなる。 いっそブラックホールになれば...
無造作に筆を走らせたような雲を見るたび 神さまの感性がうらやましくなる
新しい世界が扉のように開けるものなら 海のように草原のように星空のように 言葉にならないうつくしいものが 満ちているよう...
うまく言えないとき ってうまく言おうとするから言えないんだよね きゅっと手のひらを握りくちびるを開いた
もしもわたしの目がカメラだったら 今日あったこと全部 撮って見せたいな そうしていっしょに笑いたいな
お花が咲いていた なんていう名前かなって調べ始める あなた きれいな色だねって見つめる あなた プレゼントにしたいなって...
なけなしのプライドと 震える足を隠していた ドレスを 今日脱ぐことにした 震える足が一歩ずつ 土を踏むのを見るがい...
まぶた って目のおふとんだから 目を閉じるだけで眠くなるのかな