
【note詩】もういちど
叫んでも届かないと思っていた それは今も真実だろうか 最後に叫んだのはいつだ
叫んでも届かないと思っていた それは今も真実だろうか 最後に叫んだのはいつだ
さむい朝 むすこがお手々をふたつ わたしのポケットに入れるのです あったかいねえなんて言われたら ほんとうは わたし手を...
たとえ あなたが飛べなくなっても わたしが あなたと手をつなぐ どこまでだって歩いてゆくから
手紙を書いた 赤いポストにぱさり と積もる 音の向こうにきみが いる 手紙が届いた 郵便受けにぱたり と落ちる ...
子どものころシンデレラになりたかった。 誰かがくれるガラスの靴を待っていた。 わたしは いま靴を選べる大人になった。 好...
おばあちゃんはメールが使えない だから わたしは手紙を書く カタツムリみたいにのろのろと 郵便屋さんが届けにくるのを ...
ほどける 赤、ほころぶ 唇。 つややかな 光、きらめいて 春。
そわそわと支度して そわそわと向かう そわそわと待っている 会いたいひとに会いにゆく
過ぎた季節は甘く ぬるい 溶けかけのドロップスのよう 名残り惜しく今日も 想う
大人になるということは できることとできないことが増えてゆくこと 自分らしさを尖らせてゆくこと その鋭さで大切なひとを傷...