
【note詩】うわさ
このまえ、だれかが、どこかで。 不確かなものだけが 積まれて崩れる。
このまえ、だれかが、どこかで。 不確かなものだけが 積まれて崩れる。
雨も降っていないのに川に波紋が浮かんでは消える ちいさな魚の子どもたちが生まれてきたよと飛び跳ねている もうすぐあなたにも会え...
雑草まみれの川の中手折られた葉がくる くる と流れてゆく あちらこちらに引っかかり今にも絡め取られそうな かすかな流れの中を一...
あなたの言葉に触れた瞬間 美しく壮大な絵画を見ているような気持ちになりました あなたの言葉に震えた瞬間 絵画の枠を超えて...
さっきまでしかめっ面な気分だったこと ほかの誰にも知られたくなくて 道ゆく誰かとおすまし顔ですれちがう
のびるのびる 手のひらを空いっぱいに突き出して のばすのばす 肩から胸からお腹から 植物みたいにのびをする ...
こんなにも焼けつくような日差しの下で 咲き誇る花たちはきゅっと顔をあげて太陽を見ていた 私の瞳に映すものは私が選ぼう ...
捕まえようと追い込んではいけません 追いつめても出てきません 静かな水面に糸を垂らしてじっと待ちます 浮かび上がるその瞬...
五月になり山々が目覚めはじめた むくむくと新緑が伸び上がり 空に向かって今にも動き出しそうだ
ていねいに顔を洗ったら わたしの顔がいつもよりうれしそう ゆったりと足をほぐしたら わたしの足がいつもより元気になった ...