
【詩】冬を迎えに
さらりと積もった新雪を素手で掬い上げるとき 冬の寒さを迎えにゆくわたしの指は寒くない 真冬の水にふるえながら米を研いでいたとき...
さらりと積もった新雪を素手で掬い上げるとき 冬の寒さを迎えにゆくわたしの指は寒くない 真冬の水にふるえながら米を研いでいたとき...
かたちのないものをあらわすために わたしたちは言葉をもっている 言葉をつくしてなお言葉にならないものが わたしをうつくし...
濃密な激情を知らなかったころ 絡めることに焦がれていた 指を 舌をまなざしを 互いに絡める愛のような恋 歳と経験が...
スキップいぬかきけんけんぱ けん玉お手玉こま回し よく寝るよく食べるよく遊ぶ
しずかな部屋でひとりきり椅子にすわる そんなこともずいぶんとしていなかったのだ 自分のために香りのよいお茶を淹れた 冷め...
ひと粒の 高貴なチョコレートみたいに あなたの熱で大切に溶かされたい 深く 甘くあなたのすべてを 満たせるようなわたしに...
冬になりました はだかんぼうの枝のあいだから あたらしい空が見えました 生まれたての冬が笑っています
川面に映る青空がゆらゆらと揺れている まるで生きているようで話しかけてみたくなる 今日は どこまで季節を運んでゆくのでしょう ...
子どもたちはサンタクロースにお手紙をかきます サンタはそれを自分の宝箱に入れています 何年も ずっと大事にしています い...
ふと 目に映るもの 昨日 のんびり泳いでいた鴨が今朝は慌ただしく川面を突いていた ずっと静止画のように佇む鷺がいま ふわと飛び...