【note詩】のみこんだ言葉たち
愛しているって言ってよ と 叫びたかったことがあった ただ唇を引き結ぶこともあった この口が開くとき世界じゅうの人に ...
愛しているって言ってよ と 叫びたかったことがあった ただ唇を引き結ぶこともあった この口が開くとき世界じゅうの人に ...
ない とはどういうことだろう みえないきこえない さわれないかんじない ない という意識だけが あるいは事実だけが...
Iの哀は愛にならないものだろうか 英語と国語をごちゃまぜに捏ねながら 数式が成り立たないかと思案している
雨に濡れた花びらが 嬉しそうに見えたので もう 泣いてもいいだろうかと 私の頬も涙に濡れたら いっそ 幸せに見えや...
一緒に行けたらいいのになあ 手をつないでちょっとそこまで駆けてくみたいに 一緒に行こう って言えたらいいのになあ 約束も...
夏を食べる 夕暮れすぎて暑さでぬるんだ 今日の思い出を唇に含む 足裏にざらつく砂空高く投げた笑い声 今日しかない夏...
鼻先が湯に触れて目が覚めた。 おふろで眠っていたらしい。 うたたねは溶けるように夢を誘う。 ひなたに置いたアイスクリーム...
雨の日は見上げたくなる傘をさす お空の上のひとたちも お花みたいに傘が咲いたら きっと眺めてくれるから
本を読む前にはお手洗いにゆく ちょっとぐらい飲食を忘れても 気がついたら時間が飛んでいても 夢中だからいいのだけれど ...
箒になんか乗らなくたって 背中に翼が生えなくたって どこへだって行けるさ と 私の魔女は不敵に笑った