私、歩いて職場に通っています。
田舎の川沿いの裏道なので、それほど道幅が広くありません。
車がぎりぎり、すれ違えるぐらい。
歩道もないんです。
だから、私が歩いていると、
どちらかの車がいったん停まるしかないんですね。
朝の忙しい時間。
通勤、通学、さまざまな予定をもつ人たちが通る時間。
でも、みなさん、ちゃんと停まってくれるし。
なんなら、私を大回りでよけながら、ゆっくり進んでくれます。
あたりまえといえば、あたりまえ。
命は大事。事故が起こったら大変です。
私だって、運転するときは、そうします。
そのあたりまえが、毎朝成り立つ世界が、
本当にありがたいなって思います。
「あたりまえ」で言えば、
朝、元気に家を出た家族が、また元気に帰ってくる。
無意識に、そう思っていますよね。
100%絶対、ではないはずなのに。
いつどこで何があるかは、誰にもわからないのに。
その「あたりまえ」を、あたりまえのまま支えてくれているのが、
車のドライバーさんだったり、学校の先生だったり、
友だちだったり、仕事仲間だったりするんですよね。
あたりまえ、って思えることが、ありがたいこと。
「いってきます」と「ただいま」に、今日も感謝を。
