
【note詩】拝啓、人魚姫
どうしても貴女のようには愛せなくて 泥にまみれて足掻いています 貴女なら恋に沈んでしまった愛のかけらを 見つけ出してくれ...
どうしても貴女のようには愛せなくて 泥にまみれて足掻いています 貴女なら恋に沈んでしまった愛のかけらを 見つけ出してくれ...
これから出会うときめきを探して わたしたちは旅しています
ほしい言葉はあなたが選んでいい 受けとる言葉もあなたが選んでいい わたしはあなたに贈る言葉を選びます
言葉にしないまま抱きしめていたい 言葉にした瞬間に私のほんとうとは 遠く離れた場所に行ってしまうから
ふと起きて窓を開けたらまだ夜は明けていなかった 空と地上の境目を曖昧に照らす月明かり 濡れたアスファルトが黒々と凍って煌めく ...
ねこが しっぽをぴんと立てて わたしの前を渡っていった どうろは手をあげてわたるんだよ 得意げにおしえてくれた 新...
さらりと積もった新雪を素手で掬い上げるとき 冬の寒さを迎えにゆくわたしの指は寒くない 真冬の水にふるえながら米を研いでいたとき...
かたちのないものをあらわすために わたしたちは言葉をもっている 言葉をつくしてなお言葉にならないものが わたしをうつくし...
濃密な激情を知らなかったころ 絡めることに焦がれていた 指を 舌をまなざしを 互いに絡める愛のような恋 歳と経験が...
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