
【note詩】からっぽさんぽ
今日のわたしどれもこれもつまらない リボンで飾り立てたからっぽの箱みたいに詰まらない 今日はわたしからっぽのまま散歩に行こう ...
今日のわたしどれもこれもつまらない リボンで飾り立てたからっぽの箱みたいに詰まらない 今日はわたしからっぽのまま散歩に行こう ...
「おかあさん」と よばれたら手をとめて 顔をみて「なあに」と こたえる それだけのことなのにできないわたしがだいきらいだ それ...
風が走ってきた お花をゆらしてこんにちは とあいさつして 葉っぱをゆらしてさわさわさや とおしゃべりして わたしの髪を ...
わたしがお皿をあらうとがちゃ がちゃりとさわがしい音がする 母がお皿をあらうときはきゅっ かちゃりときれいな音がする わたしが...
からからと 窓を開けたうぐいすの声がする ぴんとした空気がゆっくりと震えた 初夏の空へ 高く響いてゆく声 つられて見上げ...
少女だったわたしはきみがあまりに綺麗だったので瞳に焼きつけておきたかった 大人になったわたしはきみがあまりに愛しかったのでガラス玉に...
ていねいな ものごとにあこがれていた わたしの字はきたないし料理はがさつの大ざっぱ ネイルはぼこぼこお化粧は ムラだらけ ...
ひとつ ふたつ言葉をひろい みっつ よっつ言葉をつなぎ いつつ むっつ言葉をうたう ななつ やっつくちびるにのせ ...
夜の向こうから風の音が聴こえる びゅおう ごおばたばた がたん 大きな風の音が私のすきまを抜けてゆく 風がひとつ 通るた...
あなたの目に映る私きみの目に映る私 あのひとの このひとのたくさんの瞳に映る私 どれも同じで どれも違うどれもみんな ひとりの...