
【note詩】風の子
風が走ってきた お花をゆらしてこんにちは とあいさつして 葉っぱをゆらしてさわさわさや とおしゃべりして わたしの髪を ...
風が走ってきた お花をゆらしてこんにちは とあいさつして 葉っぱをゆらしてさわさわさや とおしゃべりして わたしの髪を ...
わたしがお皿をあらうとがちゃ がちゃりとさわがしい音がする 母がお皿をあらうときはきゅっ かちゃりときれいな音がする わたしが...
からからと 窓を開けたうぐいすの声がする ぴんとした空気がゆっくりと震えた 初夏の空へ 高く響いてゆく声 つられて見上げ...
少女だったわたしはきみがあまりに綺麗だったので瞳に焼きつけておきたかった 大人になったわたしはきみがあまりに愛しかったのでガラス玉に...
ていねいな ものごとにあこがれていた わたしの字はきたないし料理はがさつの大ざっぱ ネイルはぼこぼこお化粧は ムラだらけ ...
ひとつ ふたつ言葉をひろい みっつ よっつ言葉をつなぎ いつつ むっつ言葉をうたう ななつ やっつくちびるにのせ ...
夜の向こうから風の音が聴こえる びゅおう ごおばたばた がたん 大きな風の音が私のすきまを抜けてゆく 風がひとつ 通るた...
あなたの目に映る私きみの目に映る私 あのひとの このひとのたくさんの瞳に映る私 どれも同じで どれも違うどれもみんな ひとりの...
風が吹いておりました 落ちた花びらが ひゅるひゅると追いかけっこをしておりました 子どもたちが 歓声をあげて花びらの絨毯に 駆...
星がきれいだねえ とわたしが言ったら きれいだねえ ときみが笑ってくれること それきりなにも言わずとなりにいてくれること ...