
【note詩】ご清算お願いします
蝉の声が 炭酸みたいにしゅわしゅわ響いて静かになった。 弾ける泡のようにふいと消えて 気がついたら夏が終わるんだ。 グラ...
蝉の声が 炭酸みたいにしゅわしゅわ響いて静かになった。 弾ける泡のようにふいと消えて 気がついたら夏が終わるんだ。 グラ...
朝になったので窓を開けましょうと 思ったら 目の前の電線でつばめたちがおしゃべり中でした 驚かさないように音を立てずに息をひそ...
ぼんやりした味は好きじゃない ぼんやりした頭はなんとかしたい ぼんやりした色は癒やされる ぼんやりした心は嫌いではない ...
雨がふると言葉が落ちてくる 葉っぱをぬらす雫のように 頭のなかにぽつり と言葉が落ちてくる 土にしみこむ水のように ...
深くて遠い海の底へ行きたかった ここはあまりにも眩しすぎて あなたはわたしに優しすぎて
たったひとつの希望がどろりと流れていく 悲しみも 絶望も憎しみも 羨望も すべて流れてしまえば無垢でいられただろうに 感...
雨の日に花が咲くと思い出す 宝石みたいな雫をのせた花びらを 世界でいちばん綺麗に映すあなたの瞳を
スカートがふわり 風をはらむ ちょうちょみたいにひらひら揺れた 唇にほんのり色をのせて お姫様のようにおすましして ...
水たまりを打つアスファルトを打つ 屋根を打つ花びらを打つ わたしのからだも等しく打たれて 世界の一部に溶けてゆくようだ ...
私の場合。 自分を変えるには自分のことが自分でわからないと変われなかった。 自己革新には自己の核心を自己確信することが必要だっ...