【note詩】しがらみ
私を停滞させるのはいつだって私だった 鎖のような思考がずるずると絡んで動けない 動け。断ち切れ。 叫んでも 届かず刀も斧...
私を停滞させるのはいつだって私だった 鎖のような思考がずるずると絡んで動けない 動け。断ち切れ。 叫んでも 届かず刀も斧...
とうとうと 雨がふる日でした 花びらが ひとりうちまで遊びにきておりました 今日は 雨に負けじと風もはりきっておりましたので ...
美しいひとは いつだって桜の色だった 垢抜けた少女は桜色の頬をしていたし 憧れのお姉さんは桜色の爪をしていた あのひとは...
いま考えていたものごとがさらさらと音を立てて流れてゆく砂時計の砂が落ちるように ふと浮かんだ言葉のかけらがぷくりと表れては消えてゆく...
私にぴたりと合う腕を探してる この人かしら あの人かしら腕から腕を 渡り歩く あなたの腕は ぴたりと合うわでも私 知っている ...
ときめきのかけらを見つけるのは皆が思い思いにざわめく海辺で綺麗な貝がらを探すのに似ている かけらを言葉にして綴るのはしんとした夜更け...
とろりと溶けてゆくような眠りにおちる瞬間がすき わたしは あなたであなたは わたし 世界に溶けてゆくように眠りにおちる瞬間がす...
ものを食べたら 排泄するし息を吸ったら 吐くものよ それを自然というのなら 言葉を読んだら 書きたいし音楽を聴いたら 歌いたい...
どこかにいる だれかへなにかを つたえたいと思うとき ほとんどは 過去のわたしにいま こんなにたのしいよ と言ってあげたいことばかり...
どんなに 言葉を尽くしても言葉では 伝えきれないものがある だから 神さまはわたしに ふたつの手をくれた あなたの髪をすき 頬...